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■2007年11月20日(火)02:02
麻倉兄弟物語
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詳しいことは前の日記参照
以下本文より抜粋&編集 シャーマンキングをご存知の方向けです *************************
ある日の午後、いつものようにハードな修行を終え、 体力果て玄関で倒れこんだ葉を出迎えたのは、彼だった。
「やあ、葉。お帰り」 「!!な・・・ハオ!?何でお前がここに」
驚く葉にハオはにこやかに即答する「遊びに来たんだよ」
「遊びにって・・・」
おいおい、ちょっと待てよ。 宿敵に向かって、しかもさも当然のような顔で言う言葉か、普通。 葉が問い詰めようとする先に、この家の権力者の怒号が響く。
「まったくいい迷惑よ」
アンナは突然の訪問者に不機嫌モード、最高潮だ。 まずい。 このままじゃ自分のほうにまでアンナの怒りの矛先が向いてしまう。 葉は焦った。
今、この家の大黒柱としての威厳が試されているのだ。
「そっ、そうだぞ・・・自分の仲間のところへ帰れよ」 疲労困憊で起き上がるのもつらい体に鞭を打ち、葉はビシッと言い放った。
「なんだ、葉。兄に向かってその口の利き方は」
ハオは弟の頬を豪快につねる。
「いでででで」 修行が終わった後まで何だこの仕打ち。 理不尽な痛みとともに涙が出てきた。
大体オイラを泣かせるのはいつも、ハオを恐ろしい形相で 睨んでいるコイツであって、この構図は不自然なんよ、 などと訂正するところはそこではない。 今ここでハオを追い返せねば、そのコイツに泣かされるどころか殺される。
「というか、お前を歓迎するほどうちの財政と人間関係に余裕はない。だから帰れ。」 「事あるごとにまん太やホロホロや竜やファウスト達と宴会を開いて アンナにどやされる余裕はあるのにか?」
ぐっ。 相手は他人の心が読める能力を持つだけある。 こちらの実情は筒抜けなようだ。
「・・・ってあいつらは仲間だ!何が悪い。 それに宴会っつったってオイラたちの小遣いじゃたかがしれて・・・」
「そういう小銭の無駄遣いが積もり積もって家計に響くんだな」
ぐっ。 ハオの鋭い指摘とアンナの冷たい視線がますます突き刺さる。
「そ、それは関係ないだろ・・・そもそもオイラはお前の敵だろ?」 「一時休戦だよ。いいじゃないか。たまには兄弟水入らず過ごしたって。 他人じゃあるまいし」
いや、よくないだろ。 というかいきなり情に訴えかけてくるなんて卑怯だ。 それもこんな心身疲れ果てブドウ糖も切れ掛かっている時に 脳をフルに使う口論なんて体力の落ちている方が不利だ・・・。
「何だ。もう終わりか?」 威勢がいいのは最初だけだな。 まだまだだね、と挑発的にハオが言う。
もしかして、こいつもジャンプ読者か?・・・・などと今は 悠長なことを考えている場合ではなかった。
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